クレーンが故障したまま使い続けてしまった場合、大きな事故につながる可能性があります。
そのため、故障を早めに発見して、修理を依頼することがとても重要になります。
そこでこの記事では、クレーンの故障原因や修理の流れについて紹介していきます。 

□クレーンでよく起こる問題について

クレーンは工場内で重いものを運ぶときに大変便利ですよね。
操作方法も難しいものではないため、多くのお客様が導入しているかと思います。 

しかし異常があるクレーンを使っていた場合、その性能を十分に発揮できません。
作業効率が落ちるだけでなく、一歩間違うと大きな事故にもつながります。
使用状況だけでなく、使用期間によっても異常が発生することがあるため、どうしても避けられない場合があります。
そのため、まずは故障の兆候を知りましょう。

クレーンを長く使っていて発生する問題は以下のようなものが挙げられます。 

・クレーンが突然動かなくなった
・クレーンから異音がする
・クレーンのパワーがいつもよりも弱い
・クレーンから焦げたにおいがする
・クレーンの動作が不安定
・クレーンの一部が破損した
・いつもとクレーンの動きが違う 

このような状況でクレーンを使った場合、故障や事故につながる可能性があります。
早めの故障発見と修理が大事であるため、これらの異常が見られた場合はすぐに修理会社にご連絡いただくことをおすすめします。 

□クレーン修理の流れについて

 続いては、修理の流れについて具体的な例を挙げながら解説します。

よくある故障原因例:ボタンスイッチの破損

よくあるクレーンの故障原因として押しボタンが壊れてしまったという原因があります。
修理会社に依頼せず、ボタンスイッチなどの故障であれば自分で直せそうと思われている方は特に注意が必要です。毎年ではありませんが、一般社団法人日本クレーン協会によると自分で直せそうと思い、クレーンの修理を行う中で感電し、死亡にいたるケースが年に数件発生しているというデータもあります。

http://www.cranenet.or.jp/susume/susume01_07.html

そのため下記手順にて進めていただくことをおすすめします。

*STEP1:お問い合わせをする

使用しているクレーンに不具合が見られた場合、まずは修理会社に連絡していただくことをおすすめします。
この時にクレーンのメーカーや機種、サイズ、設置場所などの情報がわかる場合は共有いただけるとよりスムーズにトラブルの解決をすることができます。  

*STEP2:現地調査とお見積もりの提示

お問い合わせを受けた後は、担当スタッフが実際の現場に向かい、クレーンの状態を確認します。
そこで問題となっているであろう箇所のお話を具体的に聞きます。
業務の差し支えがないように訪問希望日の日時をあらかじめお知らせいただくとスムーズです。 

クレーンを確認する際には、図面と現状の寸法・レイアウトに相違がないかを調べ、仮に相違があった場合は現場に合わせて実測します。
その際に現状をしっかり確認した上で施工の準備を始めます。 

現地調査を終えた後は、1週間を目処にお見積もりを提出します。
修理の場合は見積書とともに別途報告書も提出する場合があります。 

*STEP3:ご成約

提示させていただいたお見積もり金額に納得していただけましたら、正式な契約へと移ります。
お客様から注文書をいただき、成約が完了です。
見積もり内容や金額の項目に関してわからないことがある場合は、あらかじめしっかりと確認を行っていただくことをおすすめします。 

*STEP4:打ち合わせを行う

契約を結んだ後は、お客様と工事の工程に関する打ち合わせを行います。
この時に「工期・安全対策・作業員名簿提出」といった各種提出書類を迅速にご提出します。 

*STEP5:修理着工・試運転・調整の実施 

打ち合わせを終えたら、修理に入ります。

押しボタンスイッチの主な故障原因として、ボタンが壊れている・内部で断線している・ケーブルを抑えている場所が壊れてしまっているなどの問題があります。

様々調べた中で「内部で断線している」という故障原因の問題が特定できた場合は、
①電源を落とす
②傷んだ箇所を切り離してケーブルを短くして再接続をする、コードの断線部分を端子で繋ぎ合わせて絶縁テープで補強するなどの修理を行う
③電源をつけ、試運転を行い動作に問題がないかどうかを確認
という流れで修理を行います。

・クレーンから焦げたにおいがする
・クレーンが動かなくなった
・クレーンのパワーがいつもよりも弱い
上記のような要因もケーブルに問題があるケースがあり、同様の方法で修理を行う場合があります。

当社では作業中は事故防止を第一に考えて施工し、具体的には「安全保護具の着用徹底」「作業内容の打ち合わせ」「危険予知(KYミーティング)」の実施をいたします。上記以外の故障原因への対応・修理はもちろん、進捗管理を徹底して行い、工期遵守に努めて行いますので、お困りごとがございましたらお気軽にお問い合わせください。

*STEP6:お支払い 

工事が無事完了いたしましたら、最終検査を行い、引き渡しを行います。
その後に代金を支払っていただきます。
 

地域に関して、当社は主に近畿全般に対応していますが、それ以外の地域にも対応可能です。
大阪府を中心に近畿圏内における工場工事とメンテナンスには実績があり、地域内最速の対応をしているため、安心してご利用ください。 

クレーンを修理するときの、申し込みから完了までの流れをおわかりいただけましたか。
後々のトラブルや事故を防ぐためにもまずお問合せいただくことをおすすめします。
クレーン修理についてお困りの方はぜひ一度当社にご相談ください。

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