工場の屋根修理を行いたい方はいらっしゃいませんか。
工場には、特殊な機械が置かれていることも多く、万が一雨漏りした時のことを考えると心配になりますよね。
工場の屋根はどのようにして修理すれば良いのでしょうか。
そこで今回は、工場の屋根の修理方法について詳しく解説していきます。

□工場の屋根修理の種類について

工場の屋根の修理方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は、3種類を紹介しますので、ご覧ください。

*葺き替え(ふきかえ)について

まずは葺き替えという工法を紹介します。
屋根材は、時が経つとともに劣化していきます。
例えば金属の屋根材は、劣化するにつれて錆が広がり、ついには穴が空くこともあります。
工場には、貴重な機器が設置されていることも多いので、このようなことになる前に修理したいですよね。

経年劣化によって屋根の修理が必要になる際は、多くの場合、この葺き替えによって修理が行われます。
葺き替えとは、古くなった屋根材をいったん取り外して、新しい屋根材を取り付ける方法です。
そのため、古い屋根材を取り外して、新しい屋根材を取り付けるまでの時間は、屋根がない状態となることを覚えておきましょう。

一昔前は屋根材としてアスベストを使用することは珍しくありませんでした。
そのため、アスベストでできた屋根材を取り除く際は、アスベストが舞うことに注意して作業する必要があります。

*カバー工法について

葺き替えが屋根全体を取り外して、新しい屋根を取り付ける方法であったのに対して、このカバー工法は、古くなった屋根材の上から新しい屋根材を取り付ける方法になります。
そのため、一時的にも屋根がない状態にはならない方法であると言えます。
また、古い屋根を撤去するためにかかる費用がいらないため、比較的に安価であると言えるでしょう。
工期が比較的に短いこともメリットの1つとして挙げられますね。

一方で、新しい屋根を古い屋根の上に重ねるということは、古い屋根はまだ残ったままになるということを忘れないでください。
つまり、残った古い屋根の経年劣化は進んでいくということです。
いつかは建物全体に影響を与えるような劣化に至るかもしれないので注意が必要です。
工場を長期間使いたい方には、葺き替えの方がおすすめかもしれません。

工場の稼働を止められない場合には、このカバー工法は適しています。
また、古い屋根にアスベストが使用されている場合は、葺き替えを行うと舞う危険性があるので、カバー工法を採用しても良いですね。

*屋根の塗装を行う

屋根の塗装が劣化している場合は、塗り替えを行うという選択肢もあります。
高圧洗浄やケレン作業などを行うことで屋根材を綺麗にして、塗料を定着しやすい状態にしてから塗装を行います。
基本的には、下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りによって仕上げられます。

□屋根を修理する手順について

ここまでで、屋根の修理方法について理解が深まったと思います。
それでは、屋根の修理はどのような手順を踏むのでしょうか。
屋根の修理でよく行われている葺き替えの手順について紹介します。

まずは足場の組み立てです。
屋根の修理を行う職人さんが作業しやすいような環境にすることで、作業の効率を上げられるので重要な工程です。
足場の数は、修理する屋根の広さによって変わってきますので、それとともに金額も変動するでしょう。

次に古い屋根を撤去していきます。
アスベストが含まれている屋根材の場合は処理が大変なため、その分金額も高くなることが多いでしょう。
事前調査や打ち合わせで工場の屋根材について工事業者と金額を相談することも忘れないようにしておきたいですね。

続いて新しい屋根を設置していきます。
この工程には、下地調整や野地板(のじいた)の張り付け、防水シートの張り付けなども含まれます。
これらが完了した後に、屋根材を張ります。
修理する屋根の広さによって、必要となる屋根材の多さも変わるため、金額も変動するでしょう。

最後に最終確認を行い、問題がなければ足場を撤去します。
お客様に引き渡して全ての工程が完了します。

工期についてですが、用いる屋根材や工事中の環境によって変動するので一概には言えません。
屋根の修理を決めた際は専門家と話し合ってみて、工期がどのくらいになりそうかを把握しましょう。

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□屋根の修理が必要となるよくある原因とは?

そもそもどうして屋根の修理が必要となるのでしょうか。

最も多い原因は雨漏りと言われています。
工場には一般的に屋根裏がなく、屋根が雨漏りすると直接工場内に雨水が滴ることも多いです。
高額な装置がある場合には気をつけたいですね。

雨漏りする原因としては、屋根材を繋いでいるボルトが錆びていることや台風で屋根材が変形してしまっていること、穴が空いていることなどが挙げられます。
錆びていることや穴が空いていることは経年劣化と見て良いでしょう。
屋根材の変形については、台風が来た次の日に確認するなど気をつけると良いです。

また、雨漏りにより工場の屋根から水が滴ると漏電の恐れがあります。
製造業の工場で漏電が起きると、ブレーカーが落ちて製造ラインが止まってしまうなど
日々の作業や労働に大きな支障をきたすことがあるので、できる限り雨漏り対策はしておくべきです。

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□まとめ

今回は、工場の屋根の修理方法について解説しました。
修理方法の種類や、修理手順についてお分かりいただけたかと思います。
工場の屋根の修理をお考えの方はぜひ当社にご連絡ください。

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