「シートシャッターが壊れてしまったが、どのように修理したら良いかわからない」
このようなお悩みを抱えていらっしゃる方はいませんか。
シートシャッターは故障原因によって修理方法が異なります。
そこで今回は、シートシャッターの故障原因と修理方法について紹介します。 

□シートシャッターとは

そもそもシートシャッターとは、どういったシャッターを指すのでしょうか。
シートシャッターとは、シートで構成されたシャッターを指します。
一般的なシャッターがスチール製なのに対し、シートシャッターはポリエステルやビニールなどで構成されていることが特徴で 、シートシャッターを利用するメリットは「開閉がスムーズに行える」ことが挙げられます。 

スチール製のシャッターを使用したことがある方はお分かりいただけるかと思いますが、一般的なシャッターは自動であれ手動であれ、開閉するためには相応の時間がかかりますよね。
開閉の頻度が少ない方はスチール製のシャッターでも問題ないかもしれませんが、
資材や製品の搬入・搬出、人員の移動が頻繁に行われる場合はシャッターの開閉が面倒になります。
シートシャッターを利用することで、開閉がスムーズに行われ、出入りが面倒に感じることなく進めることができます。 

また開閉がスムーズになることで、得られるメリットが他にもあります。

それは、空調効率を高めることができるという点です。
工場の室温が高いとエアコンを使用しますが、一般的なシャッターの場合は開閉に時間がかかるため、せっかくの冷気が外に漏れてしまい空調効率が悪くなります。
そのため空調効率が悪いことによる作業性の低下と電気代の高騰などが問題になります。 

それに対してシートシャッターの場合、素早く開閉でき、空調効率が良くなります。
開閉の頻度が特に多い場合は「高速シートシャッター」というものもございます。
高速シートシャッターはシートシャッターよりも開閉の時間が短くなっているため、通常のシートシャッターと比べて作業性の向上と、製品の品質維持という面で優れておりますので、作業効率を上げたい方は検討されてみてはいかがでしょうか。

□シートシャッターの故障について

 ではシートシャッターにはどういった故障が見られ、どのように修理するかについて紹介します。

*シートシャッターが全く動かない

シートシャッターが全く動かなくなった場合、以下の原因が考えられます。
・コントローラー(制御盤)が悪い
・モーター(開閉機)が悪い
・コントローラーとモーターが悪い 

どこに異常があるのかは交換工事をしてみて初めてわかります。
そのため、シートシャッターが動かないときは、まずお近くの修理会社にご相談ください。 

次に修理の流れについて簡単に説明していきます。
押さえておきたいこととしては、まずはコントローラーを交換して、それでも動かない場合はモーターを交換する、という流れで進むことです。
これはコントローラーの方がモーターよりも安いからです。
では流れを見ていきましょう。 

実際の修理では、まず、本体やセンサーからきている線を既存コントローラーから外していきます。
その線を全てコントローラーの外に出し、既存のコントローラーを取り外します。
外したところに新しいコントローラーを固定し、配線を元通りにした後、蓋を閉めます。
この状態で動くか確認し、動かなかった場合は最初に説明したように、モーターの交換を実施します。 

*コントローラーを交換してもシートシャッターが動かない

続いては、コントローラーを交換してもシートシャッターが動かないときの修理について紹介します。
修理の流れを見ていきましょう。 

シートシャッターを取り外すことから始まります。
シートシャッターは取り付ける時も取り外す時も、巻き取られた状態で行うのが一般的です。
しかし、降りた状態で動かなくなる場合もありますよね。
その時はフォークリフトを使用し、シートを束ねてから取り外します。 

本体を外し終えたら、新しい開閉機に機械用グリスを塗り込み、本体側のシャフトギアに取り付けます。
先ほど束ねたシートを広げて、新しい開閉機で巻き取っていきます。
巻き取った後は本体カバーを取り付け、元の場所に戻し、修理が終わります。 

シートシャッターがついている間口は通行頻度が高いため、シャッターが動かないと大変なことになりますよね。
気密性を上げる、異物混入を防ぐ目的で行っている場合はなおさら重要です。
シャッターがいつ壊れるかについて、各メーカーが出している交換時期は1つの目安ですが、事前に判断するのは難しいです。
そのため、違和感を覚えたら早めにご連絡いただくことをおすすめします。 

*シートシャッターが誤作動する

「シートが開くけれど閉まらない」「閉まる途中で反転上昇する」といった症状が見られませんか。
その場合、誤作動を起こしている可能性があります。 

誤作動が起こる例として、光電管センサーの故障があります。
光電管センサーはシートが閉まるときに人や物を挟まないようにする役割を持っており、
この修理は光電管センサーと反射板を交換するだけで終了します。 

以上がシートシャッターの故障例と修理方法です。
シートシャッターが壊れると、作業に大きな影響を及ぼすため、早めの修理が大切です。
シートシャッターの修理についてお困りの方はぜひ一度当社にご相談ください。

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