「エアー配管の使われる素材が知りたい」
このようにお考えの方は多くいらっしゃるでしょう。
ここでは配管とは何か定義を共有した後に、配管の使われる素材の種類と付属品について紹介します。
エアー配管についての理解を深めていただければ幸いです。 

□配管の定義について確認

ここでは配管の定義について確認していきます。
配管と聞くとどのようなものを思い浮かべますか。
おそらく鉄のパイプがウネウネと曲がっているような光景を思い浮かべているのではないでしょうか。

専門書や各種サイトでは、下記のように配管という言葉が定義されています。
・水道やガスなどの管を配置すること
・各機器を連絡する流体の通路として、連結し配設された管のこと。または配管を配置すること
・液体・気体・粉体などの流体を輸送、密閉、畜圧することや配線などの保護を目的に管(パイプ)、チューブ、ホースを取り付けることである。また管自体を指していう場合もある
・管を用いて物質を運搬する通路を設計し導設すること。物質には、海水、清水、燃料油、潤滑油、蒸気、圧縮空気、不要排水、などがあります。それぞれの、流体の性質や、流量、圧力により管の材質、サイズ、肉厚が決定され目的に沿った配管がなされます。

それぞれが独自の説明がしていますが、どれも共通する内容が記載されているかと思います。
上記の内容をまとめてみると、配管とは、パイプやホースなどの管と管継手、バルブ、計器などによって構成されているものということがわかります。
そして、これらの構造の中に、流体やエネルギーを通し、伝達することを目的としています。
配管するという言葉であれば、設計して施工することを表します。

□配管に使われる素材の種類について紹介

ここまでは配管の定義について確認しました。
ここからは配管に使われる素材の種類について紹介します。
素材の種類について詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
素材は、金属と非金属に分けて紹介します。
金属の配管素材は以下の通りです。

・炭素鋼
こちらは鉄と炭素を合わせた合金です。
強度や腐食性に関しては、炭素の含有量によって左右されます。
他の素材と比較すると安価に入手できるという特徴があります。
液体や流体のどちらにも対応しています。

・合金鋼
こちらは先ほど紹介した炭素鋼にクロムやニッケル、モリブデンを添加したものです。
こちらも混ぜ合わせる元素の量によって、耐久性を変えられます。
他の素材と比較すると、低温や高温に強くできることから、熱交換用の配管システムや加熱炉などで採用されることが多いです。

・ステンレス
こちらはSUSと呼ばれることもあるでしょう。
配管に使われるステンレスは、10.5パーセント以上のクロムを含んだ合金のことを指します。
炭素鋼よりも値段が高いですが、錆びにくく強度にも優れています。
また、用途に合わせて様々な種類があります。

・アルミニウム
こちらは錆びにくいことが特徴的です。
しかし、純度の高いアルミニウムは強度が低いので、元素を追加して強度を高めることが多いでしょう。
熱交換器や船舶などの配管で採用されることが多いです。

・銅
こちらは水や土に対して強い耐食性を持っています。
また、亜鉛やスズ、金、銀などを組み合わせることによって、強度を持たせられます。
殺菌作用があることも大きな特徴で、エアコンの空気や冷媒の流体の配管など幅広い分野で活躍しています。
非金属の金属の配管素材は以下の通りです。

・樹脂
硬質ポリ塩化ビニル管が有名ではないでしょうか。
耳にしたことがあるという方も多いかもしれませんが、この塩ビ管は樹脂からできているのです。
耐薬品性、耐酸性に優れており、軽量で安価に手に入ります。
切断したり接続したりも簡単なので、非常に扱いやすいです。

・耐火二層管
こちらは上記の塩ビ管をモルタル繊維で覆ったものです。
そのため、二層という名前となっております。
モルタルが使用されているので、耐火性に優れています。

・架橋ポリエチレン管
こちらも樹脂管の一種です。
有害な化学物質を出す恐れがありません。
耐用年数が30年と非常に長いので、給湯管や給水管などに採用されることが多いでしょう。

・ポリブテン管
こちらは耐高温、耐薬品性に優れています。
また、保温性にも優れており、軽量であるという特徴があります。 

□配管の付属品について紹介

ここまでは配管に使われる素材について紹介しました。
ここからは配管の付属品について確認していきましょう。

・配管継手
こちらは管と管を結合するものです。
配管系を組み立てる際には必要不可欠でしょう。
流れを変えたり、分岐させたり、集合させたり、閉塞したりするという目的があります。

・弁
こちらは流体の移動や逆流の防止、流れの停止、流量の調節という目的があります。
手動で操作するものと自動で操作する2種類があります。

・配管支持金具
こちらは配管を建物の決められた位置やパイプラック状に支持するための金具です。
工事をする際には必要でしょう。 

□当社の施工事例をご紹介!

続いて、当社の配管に関する施工事例をご紹介いたします。

1.配管改造工事

詳細

加工内容 :配管改造
顧客業務 :食品工場
施工設備 :配管
工期   : 1日

工事の背景・工事前の課題

お客様より、配管の長さを調整してほしいとのご相談をいただきました。

改善効果・当社からの提案

チャッキを取り除いて、単管に交換。単管は支給ではなく、当サイトが製作いたしました。
下記、施工手順です。

配管の長さ測定
単管の製作
チャッキ撤去
単管の設置

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2.配管 バルブ交換

詳細

加工内容 :配管バルブ鋼管
顧客業務 :金属加工
施工設備 :配管
工期   : 1日

工事の背景・工事前の課題

経年劣化による水漏れが発生しているとのことで、ご依頼を頂きました。

改善効果・当社からの提案

そこで当社は現地調査を行い、水漏れ箇所の特定を致しました。その結果、既設ボールバルブ弁を新品と取替工事を実施しました。

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3.溶接修理・配管工事

詳細

加工内容 :配管修理
顧客業務 :金属加工
施工設備 :配管
工期   : 1日

工事の背景・工事前の課題

溶接修理 配管修理 補強工事を同時に実施した事例になります。

改善効果・当社からの提案

まず当社は現地調査を行い、施工手順を整理しました。下記、施工手順です。

①排水用配管交換

②タンク内補強・溶接

③タンク蓋補修

④ステンレス篩機補修

>>詳しくはこちら

 

上記の事例以外にも当社では、多数の配管に関する施工実績がございます。

下記からその他の配管の施工事例をご覧いただけますので、ご確認ください。

>>クレーンの施工事例はこちら

□まとめ

今回は、配管とは何か、配管の使われる素材の種類と付属品について紹介しました。
配管の素材や付属品についてご理解いただけましたでしょうか。
配管について相談したいという方はお気軽に当社までご連絡ください。

 

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