局所排気装置とは、作業場などで発生した有害物質が拡散する前に、局所的に吸引し排出する換気装置のことを指します。

この局所排気装置は、有害な化学物質や粉塵を吸い込むことで従業員の健康被害を防ぐだけでなく、引火性のある蒸気や可燃性ガスが空気中に拡散するのを防ぎ、爆発や火災のリスクを減らしたりと、快適かつ安全な作業環境を維持するために重要な設備になります。

局所排気装置の種類は、フードと呼ばれる有害物質を吸引する部品とその物質を運ぶダクトや外部に排出するファンなどの装置で構成されます。

そして、局所排気装置は労働安全衛生法で1年以内に1回の定期自主点検が義務付けられています。本記事では点検項目から怠った場合のリスク、重要性について詳しくご紹介します。

局所排気装置は定期自主点検が義務付けられている

労働安全衛生法で定期自主点検が義務付けられている局所排気装置ですが、その点検箇所は主にフード、ダクト、ファン及び電動機の3つに分けられます。以下に具体的な点検項目についてご紹介します。

フードの点検

フードの点検項目として、フードの摩耗や腐食などの状態確認、吸い込み気流を妨げるような柱、壁等の構造物がないかの確認、煙などが対流せず適切に流れているかなどが挙げられ、構造から風量や風速などが問題ないか確認する必要があります。

ダクトの点検

ダクトの点検項目は、外面、内面の摩耗や腐食、ダクトの各接続のねじ、ナット等の部品の緩みなどがないかの確認、空気の漏れの有無の確認などがあります。また、煙を排出するための排気能力も確認する必要があります。

ファン及び電動機

ファン・電動機の点検内容は主に、ファンの回転方向や騒音、振動を含めた状態確認、ファンの排風量の点検などがあり、動作確認や適切な排気量を有しているかの確認が重要になります。

局所排気装置の点検の重要性

従業員の健康被害の防止

局所排気装置の性能が低下すると、有害物質が十分に排出されず、作業場内に滞留してしまいます。その結果、塗装作業や溶剤洗浄作業で発生する有機溶剤を吸入することで中毒症状を引き起こしたり、粉塵の吸入によって呼吸器疾患を発症したりするなど、健康被害が生じる可能性があります。

局所排気装置の性能維持

自主点検を定期的に実施することで、風速や風量の低下の防止や排気装置の破損や異常の早期発見ができます。点検を怠るとフィルターの目詰まり、ダクト内の汚れ、送風機の劣化などの要因により有害物質が適切に排出されにくくなります。

事故の防止

局所排気装置が適切に作動しないと、作業場の安全性が低下し、重大事故につながる可能性があります。例えば、シンナーやエタノールなどの可燃性ガスを局所排気装置が適切に排出できないと引火・爆発のリスクが高まるため、定期点検で適切な排気能力を維持することが非常に重要になります。

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いかがでしたでしょうか。今回は局所排気装置の特徴から定期自主点検の内容、重要性についてご紹介しました。工場工事メンテナンス大阪.comを運営する株式会社藤浪では、局所排気装置の定期点検の実施、それに伴う他設備の修理・メンテナンスまで承ります。お困りの方はお気軽にご相談ください。

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