「自社で塗床工事を行おうと考えており、塗床工事の工程やメリットを知りたい」
このようにお考えの方はいませんか。
製造業や技術職で働いている方にとって、工場の床のメンテナンスは非常に大切な問題ですよね。
そこでこの記事では、塗床工事の工程やメリットについて解説していきます。
□塗床工事の工程とは
この章では、塗床工事の工程について詳しく解説していきます。
塗床工事は基本的に下記工程にて進んでいきます。
1番目:現場状況の確認
床面積、床状況などの現場調査や要望などのヒアリング、施工方法などについてスタッフと一緒に綿密に打ち合わせをします。
2番目:養生
打ち合わせが終わったら、工事の第一段階として養生を行います。
養生は、粉じんや臭気などから施工場所を守るために行います。
3番目:下地処理
養生の後に下地処理を行います。
既存の床の浮き具合などを徹底的に確認し、床を専門の機械で剥ぎ取り、
その後、研磨処理をしてバーナーなどで徹底的に乾燥させます。
4番目:下塗りなど
下地処理が終わったら、コンクリートと床材の密着性を最大限に高めるため、プライマーを塗布し、
その後、下塗りの工程に入ります。
コテで丁寧に床材を塗り上げ、この際に凹凸面などを平らにしていきます。
防滑仕上げの場合は、このタイミングでノンスリップ骨材を散布します。
5番目:上塗り
下塗りが終わったら、上塗りを行います。
平滑仕上げの場合、清掃しやすく、また美観を保つためにセルフレベリング樹脂を流し込みます。
最後の仕上げとして、防滑、平滑共にトップコートを施します。
以上が、塗床工事の工程の流れとなります。
大まかな流れはお分かりいただけましたでしょうか。
□塗床工事のメリットとは
塗床工事を施すとどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、塗床工事の主なメリットを3つ紹介していきます。
*耐衝撃性・耐紫外線
1つ目のメリットは、衝撃に強く、紫外線の影響を受けにくいことです。
重量物やフォークリフト、台車などが走行する床は、凹凸が無く平らであることはもちろん求められますが、加えて耐衝撃性も必要とされます。
塗床工事を行うことによって、衝撃に強い床に仕上げられるのです。
また、外気にさらされる環境であれば、対紫外線効果のある床にすることで紫外線による劣化や変色を防げます。
そのため、紫外線を浴びやすい環境にある床であれば、塗床工事を施した方が良いでしょう。
*防水性・耐薬品性
2つ目のメリットは、防水性や耐薬品性が優れていることです。
薬品を扱う工場や食品を扱う工場であれば、その床には防水性・耐薬品性が必要ですよね。
もし薬品がこぼれても溶けることがなく、水を使用しても全く問題のないような床である必要があります。
塗床工事をすることで、耐薬品性・防水性に優れた床に仕上げられます。
また、掃除がしやすくホコリが発生しにくいクリーンな床にすることも大切です。
*耐熱性・滑りにくい床
3つ目のメリットは、耐熱性に優れており、滑りにくい床に仕上げられることです。
食品工場や化学薬品工場では、熱水や高熱に耐えられる床が求められ、
改修時の臭いを抑える低臭での施工も求められます。
防滑仕上げを行うことで、滑りにくい床にも仕上げらることが可能です。
□塗床工事の失敗を防ぐために当社が提供するサービス
塗床工事で失敗すると、はがれやひび割れ、摩耗、変色など、様々な弊害がもたらされてしまいます。
このような状態に陥っても、経年劣化によるものだと誤解して塗床工事の失敗だと気づかず、そのまま放置するケースが多く見受けられます。
塗床で失敗しないためには、以下の3つのポイントが大切です。
・確かな塗床施工業者を選ぶこと
・使用シーンを確実に伝えること
・塗床工事に関する最低限の知識をつけること
施工主様は塗床施工業者が正しく施工内容を見積もりや工程表に反映しているかどうか見極める必要があります。
しかし、プロではない方にとっては、塗床工事の知識を習得することは現状難しいと言えるでしょう。
そのため、当社では、塗床工事を検討されている方に向けて以下の3つのサービスを提供しています。
・塗床に関するレポート配布
・セミナー開設
・無料相談
当社は、塗床工事の基礎知識がまとまったレポートを提供しており、
このレポートには、塗床で失敗しないための3つのポイントがまとめられています。
塗床工事を検討している方にとっては必ず事前に読んでいただきたいレポートになりますので、少しでもご不明点がある方はお気軽にご応募ください。
またそれ以外にも当社では、塗床工事で理解しておくべきことが一度で分かる特別セミナーを開催している時期があったり、
塗床工事に関する直接の相談や現地調査についても承っております。
どちらも無料ですので、塗床工事についていつ行うか迷っている方や自社の床はどのような塗床工事をおこなったらよいかわからないという方はお気軽にご相談ください。