「配管バルブの種類を教えて欲しい」
「たくさんある配管バルブの特徴を知りたい」
このようにお考えの方は多くいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、配管バルブの種類や特徴を紹介します。
選び方に関して併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

□配管バルブとは何か紹介

ここでは配管バルブがどういったものかあまりわからないという方に向けて配管バルブとは何かを紹介します。
イメージがつかないという方、忘れてしまったという方はぜひ参考にしてくださいね。

水道メーターやガスメーターは皆さんのお家にもありますよね。
また、寒い冬に重宝する給湯器もあるでしょう。
これらの設備には、バルブが使用されています。

知らなかったという方もいらっしゃるでしょう。
このように様々な産業設備に使用されているのです。

使用目的や、バルブの中の物体、バルブそのものの種類、圧力や温度によって様々な種類があります。
種類や特徴に関しては後ほど詳しく説明しますので、ご安心ください。

□配管バルブの種類を紹介

ここでは先ほど簡単に紹介した配管バルブの種類についてより詳しく紹介していきます。
バルブの素材によって種類を紹介するとかなりの数になってしまいます。
そのため、簡単にまとめられる構造の観点からバルブの種類と特徴を紹介します。
基本的な構造は6つに分けられるのでそれぞれについて詳しくみていきましょう。

1つ目は、玉形弁です。
本体の見た目が丸いことから玉形という名前がついています。
また、流体の流れを止める性能も高いことからストップバルブと呼ばれることもあるでしょう。
バルブの中を通す物体の量を調節するのに非常に優れています。

メリットとデメリットをまとめておきましょう。
メリット
・物体の量の調節に優れている
・流体を止める性能が高い

デメリット
・急な開閉ができない
・流体の流れが弱まってしまう

2つ目は、仕切弁です。
こちらはゲート弁という名称で呼ばれることもあります。
流体の通り道が直線なので圧力損失が低いです。
特徴としては、完全に流体を通すか、完全に止めるかのどちらかに使用が限られていることです。
流す量を微量に調節すると故障してしまう恐れがあります。

メリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
・流体をしっかりと止められる

デメリット
・急な開閉ができない

3つ目は、ボール弁です。
こちらは貫通したボールが弁体となっております。
そのため、レバーを90度回転させることで流体を止めたり流したりできます。

メリット
・急な開閉が可能
・ボールの形によっては3方弁にできる

デメリット
・量の調節が難しい

4つ目は、バタフライ弁です。
こちらは円盤を回すことで開閉します。
流す物体の量を中程度に調節できるという特徴があります。
メリットとデメリットをまとめました。

メリット
・急な開閉が可能
・スペースを有効活用できる
・流量の調整ができる

デメリット
・高温、高圧の流体には向いていない

5つ目は、逆止め弁です。
正式な読み方はぎゃくどめですが、実際にはぎゃくし弁やチェックバルブと呼ばれることが多いでしょう。
また、チャッキ弁やチャキ弁と呼ばれることもあり、様々な名前で呼ばれています。

特徴としては配管の逆流を途中で食い止めてくれます。

6つ目は、ダイヤフラム弁です。
こちらは食料品や医薬品、化学、半導体関連で採用されることが多いです。
メリットとデメリットは以下の通りです。

メリット
・洗浄しやすい
・駆動部から漏れる心配がない

デメリット
・材質や流体の温度の条件が限られている
・高圧での使用はできない

以上が構造の観点から分けた種類の紹介でした。
材質も豊富な種類があるので、ご自身でも調べてみてくださいね。

□配管バルブの選び方について

ここまでは配管バルブとは何か、種類や特徴について紹介しました。
ここからは配管バルブの選び方について紹介します。
ポイントは2つありますので、それぞれについて詳しくみていきましょう。

1つ目は、用途に適したものを選ぶことです。
先ほどの特徴紹介の場面でも説明したように、流体のコントロールができるものとできないもの、急に開けたり閉めたりできるものとできないものがありますよね。
紹介した特徴やメリットとデメリットを参考にしながら、使用する状況に合わせて適切なものを選んでください。

2つ目は、流量調節用のバルブは吐出側に入れることです。
これは選び方というよりも設置時のポイントにはなりますが、知っておいて損はないでしょう。
仮に吸入側に設置してしまうと、ポンプへの吸入圧が減少してしまいます。
そうなると、配管の中に気泡が発生し、空洞現象が起きやすくなるでしょう。

□まとめ 

今回は、配管バルブの種類や特徴を紹介しました。
豊富な種類があるので選ぶのに困るかもしれませんが、紹介した特徴とメリットとデメリットを参考にすると失敗する可能性は減らせるでしょう。
このほかわからないことや相談したいことがある方はお気軽に当社までご連絡ください。

>>お問い合わせはこちら

関連記事