「フレキ配管が何か知りたい」
「どのように工事するのか教えて欲しい」
このようにお考えの方は多くいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、フレキ配管の正体から工事の内容までを紹介します。

□フレキ配管の意味や役割について

ここではフレキ配管の意味や役割について紹介します。
今更こんなこと聞けないという悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
ぜひ参考にしてくださいね。

まずはフレキという言葉がどういった意味を持っているのかを確認していきましょう。
フレキとは、柔らかくて、伸びたり、縮んだり、曲がったりするものという意味があります。

フレキの語源は、フレキシブルジョイント(Flexible Joint)、フレキシブルホース(Flexible Hose)です。
呼び方には明確は規則がないため、他の呼ばれ方をしていることもあるでしょう。

ここからはフレキ配管の使い方や役割に関して確認していきます。
業界や用途によって使い方はさまざまです。
共通する目的としては、柔軟性があることで固定、固形物を守り、円滑に動けるようにサポートすることです。

フレキ配管がなぜ柔軟性があるのかというと、アコーディオンのような山谷構造をしているためです。
もっとわかりやすい例としては、ストローを思い浮かべてもらえるとわかりやすいかと思います。

実際にフレキ配管をどこで使用するのかは以下をご覧ください。
・動きのある機械の可動部
・振動のあるポンプ等の回転機器の出入り口
・壊れやすいタンク
・薬品タンク
・熱応力やウォーターハンマーなどを使用する配管

□フレキ配管の3つの特徴

ここまではフレキ配管の意味や役割について紹介しました。
ここからはフレキ配管の3つの特徴を紹介します。

1つ目は、さまざまな変位吸収に強いことです。

・地盤沈下に強い
建築物同士をつなぐ配管や免震設備に使用されることが多いです。
地震等によって地盤が大きく揺れたり沈下したりしても、フレキ配管の柔軟性によって配管自体の機能は維持されます。
日本は地震大国なので、こうした少しでも被害を軽減できるような機能があることはとても良いですね。

・熱変化に強い
配管内を通る流体の温度が高かったり低かったりする場合に使用します。
激しい熱変化がある場合、配管自体が伸びたり縮んだりするのですが、そうした動きはフレキ配管がカバーしてくれます。

・機械的な移動に対応できる
工場によっては配管が機械的に移動することがありますよね。
機械移動時の配管の曲がりをフレキ配管が吸収してくれます。

2つ目は、振動吸収に優れていることです。
ポンプなど接続された機械が常に振動する配管に使用します。
機械から発生する振動を吸収してくれるので、配管設備を傷めることなく使用できるでしょう。

3つ目は、工数を大きく削減できることです。
障害物などがあり、配管を迂回させる必要があることがありますよね。
そういった場合、さまざまな配管を組み合わせることがあるかもしれません。
しかし、フレキ配管であれば1本で配管自体を自在に曲げて障害物を避けられます。

注意事項がいくつかあるので紹介します。
フレキ配管は自由に曲げて使用できる点が非常に便利ですが、以下の点に気をつけるようにしてくださいね。
・口径や長さによって曲がる角度に限界がある
・口径や長さによって芯ズレを許容する値が変わる
・ねじれに対して弱く、割れる可能性がある

□フレキ配管の種類について

ここからはフレキ配管の種類について紹介します。

1つ目は、フランジ型フレキシブルメタルホースです。
防振、変位吸収性能に優れています。

2つ目は、ネジ型フレキシブルメタルホースです。
こちらはあらゆるネジの規格に対応しています。

3つ目は、スプリンクラー巻き出しフレキです。
耐圧性能に優れています。
作業簡略におけるコスト削減には欠かせないものとなっています。

4つ目は、ガス管用フレキ配管です。
施工性と安全性に優れています。
また、チューブ本体は、耐食性、耐圧性、耐候性、耐薬品性に優れています。

5つ目は、水道用フレキシブル継手です。
急激な地盤沈下や地震の際にヒューズの役割を果たしてくれます。

6つ目は、波状ステンレス鋼管です。
曲げ角度を自在に調整でき、継手が不要になったり、漏水防止に役立ったりします。

□フレキ配管の工事内容について

ここまではフレキ配管の使い方や役割、特徴、種類について話しました。
ここからはフレキ配管の工事内容について紹介します。
実際の工事内容をもとに工事の手順や工期について確認していきましょう。

概要としては、フレキ配管を設置して力の逃し場所を作る工事をします。
熱による伸縮や振動に対応できていないと、配管同士のつなぎ目などから漏れが発生する可能性があります。
そのため、そういった事態を未然に防ぐためにフレキ配管を導入します。

同じような工事をお考えの方は予算を含めてお気軽に当社までご相談ください。

施工手順はとても簡単です。
・フレキ設置場所の確認
・既設配管の切断
・フレキ配管の設置

工事の手順は以上で、工期はおよそ1日です。

□当社の施工事例をご紹介!

続いて、当社のフレキ配管の施工事例をご紹介いたします。

フレキ配管設置工事

詳細

加工内容 :フレキ配管設置
顧客業務 :化学・プラント
施工設備 :フレキ配管
工期   : 2日

工事の背景・工事前の課題

こちらは、フレキ管を設置し力の逃がし場所をつくる工事になります。熱による伸縮や振動に対して、その力を逃がす場が無い為、配管の繋ぎなど弱い箇所に力がかかり、漏れの原因となります。

改善効果・当社からの提案

まず当社は現地調査を行い、フレキ設置場所の確認を行いました。その後、既設配管を切断し、新設のフレキ配管を設置致しました。

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上記のフレキ配管以外にも当社では、多数の配管の施工実績がございます。

下記からその他の配管の施工事例をご覧いただけますので、ご確認ください。

>>配管の施工事例はこちら

□まとめ

今回は、フレキ配管の正体から工事の内容までを紹介しました。
フレキ配管の取り付けに関してお困りの方はお気軽に当社までご連絡ください。

>>お問い合わせはこちら

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